5.折り紙

折り紙(ジャバラ折り)。

桑名の千羽鶴

ジャバラ折り

折り紙とは、紙を折って動植物や生活道具などの形を作る遊びである。日本では、折鶴がよく知られている。起源は、中国、日本、スペインなど諸説があるが、それぞれの地域で独自の発展を遂げ、その後の融合を経て、芸術にまで高められている人間ならではの技である。
ジャバラ折とは、一枚の紙を均等な幅で山谷、山谷と繰り返し折り上げる方法をいう。この折方は、現在でもカーテンやブラインドに替わる日よけや機械のシュウドウ面のカバー、フィルターなどに応用されている。

最近では、芸術から折り紙工学という発展をみせ、宇宙線の幌(サイクロン型)や、狭い宇宙船の中で広げやすく畳みやすい折り方(ミウラ折り)などが開発されており、今後の折り紙の可能性や有用性が大学で研究されている。

広島の原爆記念公園やニューヨークグラウンドゼロ前の記念館では、各地や日本から送られた千羽鶴が飾られている。長寿のシンボルである鶴を千羽集めることで、病気の快癒や長寿、そして平和の祈念に使われている。実は、現存する世界最古の遊技折り紙の書物は、1797年に桑名で刊行された「秘伝千羽鶴折形」で、「桑名の千羽鶴」として、三重県桑名市の無形文化財に指定されている。

次に保護機能を持つジャバラを見てみよう。

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