4.扇子
扇子。
扇子(せんす)・扇(おうぎ)も、折りたたみを利用して、携帯性を持たせて点で、提灯に似たジャバラの機能を活かしている。用途は、うちわと同じく自分の手で風を送るのに用いる道具である。数本から数十本の細長い骨組みを束ねて端の一点(要=かなめ)で固定し、使用時には開いて可動できる。竹などの骨には和紙が貼られており、展開すると紙を貼られた部分が段々の扇面となる。折り畳むことでコンパクトに納めることができる。いわば折り畳みのできるうちわである。うちわの歴史は、扇子よりも古いが、折りたためる扇子を考えたのは、日本人が最初のようだ。
伸縮・携帯性をもたせるために、折りたためるようにする。そのためには、その折り方も重要な要素になる。そこで次に芸術にまで高められている折り紙を見てみよう。